雲のまにまに

サイクリングの面白さに目覚めた中年男性の記録を綴っています。たまに写真と登山も。

IDIOM2インプレッション

IDIOM2に乗って半年が経っていますので、一丁前にインプレッションなんかを書いてみたいと思います。でも、自転車経験値の低い初心者のインプレッションなので、何の参考にもならないものが出来上がるかもしれません。

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 1.速い

走行性能が高いミニベロという評判通り、走れます。

IDIOM2は、フロントシングル48Tにスプロケットは11-32Tです。

変速ごとのギア比にすると、以下の通り。

変速 8 7 6 5 4 3 2 1
歯車 11 13 15 18 21 24 28 32
ギア比 4.27 3.62 3.13 2.61 2.24 1.96 1.68 1.47

タイヤは28-451。某サイコンメーカいわくタイヤ周長は1545㎜なので、ケイデンス80と90で走ると以下の速度が出せる構成になっています。

変速 8 7 6 5 4 3 2 1
90 35.65 30.2 26.1 21.8 18.7 16.3 14 12.3
80 31.69 26.8 23.2 19.4 16.6 14.5 12.4 10.9

 私は変速6と5で平地を走ることが多いので、大体、時速19㎞~26㎞で走っております。これだけの速度が出せれば十分です。

フロントシングルで坂道をどこまで走れるかも気になるところでしょうが、私は坂道に今のところ興味がありませんので、ほとんど坂道を走った経験がありません。走っている範囲でもっとも急な坂はグリーンスパ市川近くの江戸川にかかる橋です。そこを登るときはいつも変速2で走っています。同地区に住んでいる人にしか伝わらない説明でスミマセン。

2.軽い

10㎏を下回る自転車というのに初めて乗りましたが、軽い。

軽さの効果なのか分かりませんが、信号で止まってもスイーっと走り出せます。でも、電動アシスト付のママチャリの走り出しにはかないません。あの走り出しを見ていると、電動アシスト付自転車いいなー、と思いますね(笑)

ポタリングしていて階段がある場所に出くわしても、担いで階段を上がってしまうという選択肢を取れるのも、軽さのなせる業ですね。

3.小さい

ベランダに収納しているので、使うたびに部屋を通り抜けてエレベータで一階まで降りる必要があるんですが、マンション内を窮屈な思いをせず運び出せるのは大きなメリットです。ここで苦労するとストレスになって自転車に乗ることが億劫になってしまいますから。

何より、折りたたみ自転車ほどコンパクトになりませんが、輪行がとても楽です。前輪を外してハンドルを折りたたんで輪行袋に入れたら終了。初めての輪行でも10分で袋に入れられました。って、まだ一回しか出かけてないんですけど(笑)

 

OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 [ちび輪バッグ ミニベロ] ブラック

OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 [ちび輪バッグ ミニベロ] ブラック

 

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OSTRICH輪行袋 「ちび輪バッグ ミニベロ」に入れてもこのサイズ。

 

と、ここまではいい点を挙げてきましたが欠点だって当然あります。

ここから、不満に思っている点を書いていきましょう。

 

4.純正品だと痛い

見た目じゃなくて、痛覚的な話です。

これは慣れの問題が大きいのかも知れませんが、まず、購入したサイクルショップから自宅まで10㎞ほど走っただけで、手のひらが痛くなりました。写真に撮っていないし、交換してしまったのでお見せすることができないのですが、純正品のグリップはGIANTと小さな文字がズラーっと並んだデザインなんです。10㎞走ったら何かの罰のように鏡文字でGIANTと手のひらに刻印されておりました。

購入した翌日には40㎞ぐらいのサイクリングに出かけたのですが、サドルにクッション性がないので30㎞ほど走ったらお尻が限界を迎えました。最後の10㎞位は立ち漕ぎで帰る羽目になるほど痛かったので、帰宅後にサイクルパンツを注文しました。

それと、腕が1時間近く走っていると腕が痺れてきます。これは姿勢を変えられないフラットハンドルのせいでしょう。

5.硬い乗り心地

この表現は他のIDIOMユーザの受け売りなのですが、振動がダイレクトに伝わってきます。サイクリングコースに行くまでに石畳の上を走る必要があるんですが、起震車に乗っているような感覚に見舞われます。タイヤが太いので段差でパンクなんてことはありませんが、段差はIDIOMの天敵です。

 

総評

20km圏内をのんびり走り回るポタリングには最高の自転車です。輪行にもうってつけで、頭の中には輪行で行きたい先リストが出来上がっています。

逆に、速度を求めたり50㎞を超えるようなサイクリングを行うには、ちょっと不向きかも知れません。

 

終わりに

私はファーストバイクとしてミニベロを選びましたが、ミニベロはセカンドバイクとして購入すべき自転車だと思います。脚力が付いてくると、より速く、より遠くへ、と走ることの欲が多少なりとも出てきます。

ミニベロは、その気持ちを満たしてくれることはありません。

これからサイクリングをはじめようと思っている人は、素直にロードバイクを買うことをお勧めします。

また、購入前はカメラ機材一式を持って撮影サイクリングに出かけることを夢見ていましたが、カメラ機材一式詰めたリュックを背負って走ると肩が死にます。寒い季節なら着込んでいるアウターがクッション材になるので平気ですが、春先以降の薄着では、30㎞移動すると痛みが出てきます。IDIOMの走りの硬さの弊害ですね。

フルサイズ一眼使いなのですが、フルサイズを持って近場以外にIDIOMで出かけることはもうないでしょう。

今は、IDIOMでサイクリングするためだけのカメラを買うことを検討しています(笑)

もしくはキャリアを付けるか・・・

こうなってくると、ミニベロを買った意味を見失ってますよね。自転車の購入を予定している方は、自分が思い描いている自転車ライフが本当に実現可能なのか? 実現するのに最適な自転車はどれなのか? 今一度、諸先輩方にしっかりお聞きしてから購入することをアドバイスとして、私のインプレッションは終わりとさせていただきます。

 

今は、グリップはERGONのGP1に交換し、バーエンドにGP2を追加済みです。

これで走行時の腕への負担はかなり解消されました。

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