雲のまにまに

サイクリングの面白さに目覚めた中年男性の記録を綴っています。たまに写真と登山も。

市川~犬吠埼 一泊二日のサイクリング旅行

私がロードバイクを買ったのは、ろんぐらいだぁすとーりーず! という漫画の影響です。作中で主人公たちはブルベという長距離レースを目指してロングライドを楽しんでいますが、さすがにそれを真似る気力は持てません。
でも、100㎞ぐらい移動する旅行には行ってみたいと思っていました。
今回、再開された県民割を利用して、その夢を叶えるべく犬吠埼まで一泊二日のサイクリング旅行に行ってきました。

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一日目のコース

行きは、佐倉の古い町並み、成田の桜、府馬の大クスに立ち寄りながら、犬吠埼を目指します。千葉を横断するように116㎞走るコースになります。

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出発

08:30頃自宅を出発しました。
ここからの道中は、ただ街中を東に向かって進んでいるだけで面白味がありませんので割愛します。

ひよどり坂

11:15頃に最初の目的地の「ひよどり坂」に到着しました。
着物姿で探索するのが似合いそうな景色ですね。

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この周辺には武家屋敷など江戸時代の建物が多く残っているので、じっくり探索するのも楽しそうですが、今日は犬吠埼まで行かなければなりませんので、先を急ぎたいと思います。

さくらの山

12:30頃に「さくらの山」に到着しました。

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桜を眺めながら「空の駅さくら館」で少し長めの休憩を取ります。

昼食は「恋する豚研究所」で食べる予定なので、ここでは軽くあんどーなつをいただくことに。揚げたてなのか衣がサクサクしていて、こんな食感のあんどーなつを食べたのは初めてでしたが、とても美味しかったです。

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www.soranoekisakurakan.com

天神峰トンネル

「さくらの山」から少し進んだところに成田空港の地下を通る「天神峰トンネル」があります。単なる通り道だったのですが、写真映えする景色だったので思わず愛車を何枚も撮影してしまいました。

愛車の写真を何枚も載せても、自転車に興味がない人には、何の写真?
となるので2枚だけ。ポートレートを撮っても決まりそうな気がします。

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恋する豚研究所

13:30頃に「恋する豚研究所」に到着しました。
ここは、「鉄腕DASH」の0円食堂でキムタクが訪れていたのを見てから、ずっと気になっていた場所でした。今日の一番の楽しみといっても過言ではありません。

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サイクリストには、サイクルラックが用意されているのが嬉しいですね。

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注文したのは、豚肉の塩コショウ焼きとトマトジュース。
スーパーで買っている豚肉と何が違うのか上手く表現できないのですが、甘みがあってあっさりしていて、とても美味しかったです。

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www.koisurubuta.com

じっくり休憩したことでリフレッシュできましたが、まだ半分しか来ていません。
残りの道のりを時速20㎞で進んだとしたらノンストップでも3時間かかります。休憩や寄り道することを考えると、あと4時間ぐらいかかるでしょう。

昼食を終えて「恋する豚研究所」を出発したのが14:15なので、日が沈むまでにゴールできるか怪しくなってきました。ちょっと急がないといけません。

府馬の大クス

15:15頃に「府馬の大クス」に到着しました。
巨木って存在感に圧倒されますね。

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この地点で進んだ距離は81㎞です。「恋する豚研究所」からのペースとしては順調ですが、この後予定していたカフェには立ち寄らずに犬吠埼を目指したいと思います。

犬吠埼

17:15頃、どうにか日暮れ前に犬吠埼に到着することができました。

ヒルクライムポイントや海沿いの道で風に煽られたりして疲労困憊気味でしたが、無事に到着することができて一安心です。

ただ、到着したときには犬吠埼灯台の閉館時間を過ぎていたので、登ったり近くで撮影することはできなかったので、肝心の灯台の写真はありません。
代わりにオブジェの写真をご覧ください。

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それと、東映のオープニングに流れる荒波が当たる岩らしいです。

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ホテルニュー大新

17:30頃に今日の宿泊地の「ホテルニュー大新」に到着しました。
日も傾いてきて肌寒さを感じるようになりましたが、日暮れ前にゴールすることができました。

www.newdaishin.com

こちらのホテルは、「じてんしゃと泊まる宿」で紹介されていているように、館内にサイクルラックや空気入れが用意されている、サイクリストウェルカムなホテルです。
千葉でサイクリング旅行を計画している方は、是非、ご利用してください。
疲労困憊で写真を撮る気力がなく、写真を撮り忘れたのが悔やまれます。

夕食は海鮮尽くしでした。
温泉に入る前にお酒を入れたくなかったので、お酒は頼まなかったのですが、お酒のつまみになるような濃い味付けの料理が多かったので、ビールを飲みながら食べたかったよ・・・

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食事の後は、明日に備えて温泉で疲れを癒して早々に眠りに就きました。
でも、久しぶりに100㎞超える距離を走ったせいか、布団に入ったころには、曲げると右膝に痛みを感じるようになりました。

果たして、明日は無事に完走できるでしょうか、そんな一抹の不安を抱えたまま就寝しました。

二日目のコース

同じコースを往復するよりも違うコースを走りたい性分なので、帰りは九十九里の海岸線を走って、屛風ヶ浦、飯岡刑部岬、ONE DROP FARMに寄って帰ります。

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出発

元気に出発したかったのですが、就寝前に痛み出した右膝の痛みは一晩休んだだけでは回復しませんでした。

これは、走って帰ることは無理かも知れません。
しかし、輪行袋は持ってきていません。

そこで、考えられる選択肢をいろいろ考えて、最適解を検討することに。

①自転車を置いて電車で帰り、輪行袋を持って自転車を回収しに来る
②レンタカーを借りて自転車を載せて帰る
輪行袋を買って輪行する

結果、

①は、電車代も6千円ぐらいかかる上に、全部で8時間ぐらいかかるので現実的ではありません。
②は、①よりもお金がかかりますが、手間を考えれば①よりも楽なので、この方法を使おうと思ったのですが、乗り捨てできるようなレンタカー屋が近くにありませんでした。
③は、値段も手間も一番かからない、現実的な方法です。

ということで、輪行袋を購入して、銚子から輪行して帰るつもりで9:00頃にホテルを後にしました。

銚子でロードバイクを扱っていそうな自転車屋さんを調べたのですが、開店は10時なので、まだ時間に余裕があります。折角、犬吠埼まで来ているので、屛風ヶ浦には寄って帰りたいと思います。

屛風ヶ浦

9:20頃に屛風ヶ浦に到着しました。
かなり霞んでいて、遠くの見晴らしはよくありませんでしたが、断崖がずっと続いている景観は圧巻ですね。

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ここから銚子に向かえば、到着することには自転車屋さんも開店していると思うのですが、ここまで走った感覚では、自転車を漕げないほどの痛みではありません。
これ以上痛くなると走るのも辛くなると思うのですが、まだは走ることはできそうなので、様子を見ながら、限界を感じるところまでは走りたいと思います。

飯岡刑部岬

10:15分頃に飯岡刑部岬に到着しました。
漫画家ちばてつやさんが旭市に住んでいたということで、ジョーと力石の石像があるとのネット情報を観たので立ち寄ったのですが、この場所は、岩井俊二監督の「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の撮影地のようで、そちらで有名な場所みたいです。

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ジョーの出来栄えは微妙な感じ。

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力石は雰囲気が出ていると思います。

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ここから先は、膝の様子を見ながら、10㎞走っては休むということを繰り返しながら進んでいて、写真はありません。

海の駅九十九里

12:30頃に海の駅九十九里に到着しました。
ここまで来るのに進んだ距離は51㎞です。右膝の痛みは朝から増してはいないので、こまめに休憩を取りながら進めば、まだ走れそう。

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uminoeki99.com

有機野菜とはちみつ〜ONE DROP FARM

14:00頃にONE DROP FARMに到着しました。
昨年の11月に訪れたときと場所が変わっていて、今はドリンクも休みとのこと。ここではちみつドリンクを飲むことを楽しみにしていたので、非常に残念でなりません。

本当に残念でなりませんでしたが、今回ははちみつを買って帰ることに。

onedropfarm.jp

でも、ここまでくれば、残り40㎞です。ゴールが見えてきました。
その後も、休みながら無理せず走って、どうにか17:30頃に自宅に帰り着くことができました。

最後に

とても楽しいサイクリング旅行でしたが、無計画過ぎたと反省するばかりです。

ZwiftでPWR3.2/㎏を維持できているので、以前よりも脚力は上がっているし、現実的な計画だと思ったのですが、まさか膝痛が出るとは思いませんでした。

160㎞走った経験もあり、1500m近い獲得標高を走ったこともあったので、問題ない距離だと思ったのですが、落車して走れなくなる可能性もパンクで走れなくなる可能性もあるのですから、輪行袋は持って行くべきでした。

それに、冬の間はZwiftで長くても2時間ぐらいしか走っていなかったので、瞬発力は維持できていてもロングライドのペース配分を忘れていたようです。

二日目にセーブしながら走ったら右膝の痛みが悪化することはなかったので、初日に踏み過ぎたのでしょうね。

100㎞走ると休憩を含めると5時間以上かかって一日が潰れてしまうので、そこまで自転車に生活を費やす生活に疑問を持ち始めていたのですが、今回のようなサイクリング旅行を楽しみたいなら、月1ぐらいで100㎞走って走り方を馴染ませておかないといけませんね。

今後、サイクリングをどのように楽しみ、サイクリングにどれだけの時間を費やすか一度考える必要がありそうです。