雲のまにまに

サイクリングの面白さに目覚めた中年男性の記録を綴っています。たまに写真と登山も。

大王わさび農場に行って来ました

長野に遊びに行った目的は入笠山のすずらんだったのですが、登ろうとした15日は、日本中が悪天候という山登りにはそぐわない天候だったので(入笠山の予想風速はなんと17m)、予定を変えて安曇野にある大王わさび農園に行って来ました。

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大王わさび農園とは

長野県安曇野市にある、日本一広大なわさび田を有するわさび農場です。

www.daiowasabi.co.jp

農場を探索します

まず出迎えてくれるのが三体の鬼。八面大王という伝承が安曇野にはあるようで、なんでも大王わさび農場の敷地内にその体の一部が納められていることが、大王という名の由来なんだとか。

説明文に八面大王の説明と農場の名の由来は書いてありましたが、三体の鬼の像の説明はなかったので、八面大王が個人なのか、この三体の鬼を指すのかは分かりません。

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肝心のわさび田は、直射日光を避けるために寒冷紗という黒い布に覆われておりました。わさびは直射日光に弱いようで寒冷紗に覆われていない姿を見たい場合は、冬に来るしかありません。

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寒冷紗の下はこんな感じ。

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わさび田の水はこんなに透明で澄んでいます。

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こちらはわさび加工場。

収穫したわさびの加工作業を見ることができます。

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これは、わさびとして使用する部分を採り終えた残りかな。

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大王窟と開運洞。

八面大王がたてこもっていたという宮城の岩屋を再現した洞窟と特に由来はなさそうな開運洞。開運洞の中には七福神が祀られておりました。

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大王さまの見張り台。

大王窟と開運洞を作ったときに出た岩を積み重ねて作ったのだとか。見張り台と名が付いていますが、木々に覆われていて景観はありません。

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頂上には謎の丸い巨石が鎮座していました。

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大王神社のおおわらじ。

八面大王の巨体を表していたり、わさび田を開墾した農夫たちのかんばりを称えたとか、由来には諸説あるようです。

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探索を終えた後はレストランで昼食です。折角のわさび農場なので、採れたてのわさびを使った本わさび丼をいただきました。

わさびを自分でおろしてご飯に混ぜて食べるのですが、まんべんなく混ぜることができず、わさびを味わえたのは数口で、残りはおかかごはんになってしまった。

全体にわさびをまぶすにはどうするのが正解なのだろう。

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お昼を食べた後はデザート。大王わさび農場といえば、本わさびソフトクリームですね。

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大王わさび農場には小学生のときに家族旅行で訪れたことがあったので、30ウン年ぶりの再食です。

小学生のときに食べたときは、「何これ! 最高に美味い!!」って思ったのですが、30ウン年ぶりに味わったその味は、感激するほどではありませんでした。小学生のときの自分は、このソフトクリームのどのあたりに感激したのでしょう。

30ウン年の間にたくさんのスイーツを食べてきたので、美味しさのハードルが上がってしまったのかも知れませんね。がっくし。

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そして、大王わさび農園といえば、黒澤明監督「夢」のロケ地でもある、水車小屋です。多くの水草に覆われた蓼川と水車が大変絵になります。

ここの美しさは、小学生のときに見たときと変わりませんでした。f:id:simando:20190621212100j:plain

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最後に

こどものときの家族旅行の思い出は断片的ですが、大王わさび農場の思い出は色濃く残っていました。大人になって訪れても、その思い出が色褪せない素敵な場所でした。

上高地などに遊びに行く方は、ちょっと寄り道してでも行く価値があると思います。

 

夕方、宿泊地が富士見なので富士見パノラマリゾートに寄ってみましたが、濃霧に覆われておりました。無理してすずらんを見に行かなくて正解でした。

すずらんはまた来年見に来たいと思います。

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