雲のまにまに

サイクリングの面白さに目覚めた中年男性の記録を綴っています。たまに写真と登山も。

霧ヶ峰で冬山ハイキング

楽しみに準備を進めてきた北横岳に登る日がやって来ました。

しかし、天気予報を見ると晴れてはいるのですが、気温-15度風速15mとの予報が・・・

気温は覚悟していたので兎も角、この風はきつい。三脚で撮影していてもブレるレベルの強風です。

樹氷を撮影するのを楽しみにしていたのですが、残念ですが北横岳はまたの機会に登ることにして、こんなときのための第二候補としてチェックしていた霧ヶ峰に予定を変更。この日の霧ヶ峰は、気温-2度風速8mで、初心者にも十分耐えられそうな天候です。

霧ヶ峰とは

長野県諏訪市にある高原で、暖かい季節にはレンゲツツジニッコウキスゲといった高山植物が楽しめます。また、車山山頂まで足を延ばせば2000m級の展望を楽しむこともできます。標高が高いので、寒い季節には冬山ハイキングも楽しむことができます。

suwakanko.jp

今回のルート

今回ハイキングするルートは、八島ヶ原湿原~ゼブラ山~北の耳~南の耳予定です。

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出発します

いい感じに雪が積もっている八島ビジターセンターに車を止めて、出発です。

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えっ、熊いるの?

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8月7日14日に罠にかかったって・・・

8月19日に来ていたのですが(汗)

出会す可能性があったってこと? 怖っ。

ここが熊が出る場所だとは知りませんでした。熊と出くわす可能性があることを忘れずに行動しないとダメっぽい。

まぁ、今の季節なら大丈夫だと信じて出発しましょう。

 

白銀の世界を歩きたかったのですが、残念ながら湿原は暖冬の影響か雪はまばらでした。

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しかも、微妙に残った雪が凍り付いていて湿原の木道の歩き難くい・・・

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木道を終えるとようやく5㎝ぐらいですが、雪が積もった中を歩けるようになって、歩き易くなってきました。

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雪の中(と言うほどではありませんが。)を暫く歩くと、トイレや避難小屋がある地点に到着。ここでゼブラ山に向かう登山道に分かれるはずなんですが、入り口が見当たりません

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ここかな?

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ヤマップのルートと照らし合わせるとここで合ってる筈なんだけど・・・

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取り敢えず見晴らしがいい平原に出てみました。

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轍になっているけどここが登山道か?

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取り敢えず、轍に沿って進んで行きましょう。

東を向けば、小さく物見石を拝むことができます。

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この轍に踏み入ったときから感じていたのですが、私が通っているのは登山道ではなく獣道でした。

自分の間違いを認めたくなかったですが、丸っこいフンをみつけてしまっては認めないわけにはいきません。

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迷ったときの鉄則は戻れるなら戻るですが、取り敢えず見晴らしもいい場所なので、高いところに向いたいと思います。

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ヤマップでゼブラ山頂の位置を確認しながら高いところを目指したところ、無事に登山道に出られました。ほっ。

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山頂方向に向かって進んでいたので、登山道に出られたらすぐにゼブラ山山頂が見えてきました。

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山頂に到着。

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この日は空気はあまり澄んでおらず、遠景は霞んでいます。

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この日の霧ヶ峰の風速は8mの予報でしたが、山頂は遮るものがないので風を受けると寒い。身体が冷えてしまう前に次の目標地点の北の耳に向かいたいと思います。

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北の耳に向かっていると、ここでようやく登山者とすれ違いました。

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結局、この日、出会った登山者はこの人たちだけでした。

ちなみに、撮影しているときは気付きませんでしたが、北の耳の写真にも写ってますね。

ここを登れば北の耳です。

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北の耳に到着。

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車山天気レーダーも大きく見えるようになってきました。

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スキー場は人工雪を撒いているのか雪がいっぱいです。これぐらいの雪の中を歩きたかった。

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30分近く山頂にいたせいか寒さに限界を感じてきたので、無理はせずに南の耳へ行くのは中止して、最後に記念撮影をして下山することにしました。

えっ?

三脚で自撮りした写真ですが、何か?

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行きに登山道に合流できた地点まで戻ってきました。

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見晴らしがいい山だから引き返さずに山頂を目指すことに決めてしまいましたが、ちょっと無茶したかなと、今更ながら自分の行動を反省。

 

しばらくすると、行きに登山道を探すために踏み入った平原が見えてきました。

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こうして見ると、登山道のすぐ近くまで来ていたのに高低差で登山道に気付かなかったことが分かります。

 

みつけることができなかった登山道の分かれ道まで戻ってきました。

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こんなヘアピンカーブだったのか。

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これは知らなければ見つけられないのでは?

ここには道標が必要なのでは?

なんて、人に責任転嫁しては行けませんね。

今回は何事もありませんでしたが、熊の生息地でルートを外れるとか、今考えると正気の沙汰ではありません。

正しいルートを見つけられなかったら諦められるようにならないと、いつか大惨事に繋がるかもしれません。今回のことを教訓に、今後は油断しないように気を引き締めてハイキングを楽しみたいと思います。